わかり合えなくても、関係の失敗ではない
大切な人だからこそ
自分の気持ちをわかってほしいと思うことがあります。
自分が何に傷ついたのか
どうして悲しかったのか
何を大切にしているのか
相手に理解してもらえたとき、
私たちは安心したり繋がりを感じたりします
しかし、どれだけ大切に想っている相手でも
どうしても理解し合えない部分があるものです
同じ出来事を経験しても感じ方は違います
同じ言葉を聞いても受け取り方は違います
大切にしたいものや、物事の判断の基準も人それぞれです
そうはいっても、ときに
「どうしてわかってくれないの」と感じてしまうこともありますよね
わかってもらえないことが、愛情がないからだと感じたり
自分の気持ちを理解してもらうために
何度も説明をすることもあるかもしれません
もちろん、気持ちを伝えあい
理解しようとすることはとても大切なことです
しかし、どれだけ言葉を尽くしても
自分と同じように感じるとは限らないということは
心の片隅に置いておく必要があるものだとも感じます
私たちはそれぞれ異なる経験を重ね、
異なる価値観を持って生きています
自分にとって当たり前のことが
相手にとって当たり前じゃないこともあります
ここで考えてみたいのは
「わかり合えないことは、本当に関係の失敗なのか」ということ
どうしても、相手を理解できることが
良い関係を築くための条件だと思いがちです
けれど、本当に大切なのは
「すべてを理解する」ことではなく
「理解できない部分があることも認めながら
相手と向き合っていくこと」
なのではないかなと思うんです
「自分には理解できないけど、この人にとっては大切なことなんだろう」
「自分とは違う考え方だけど、そう感じる理由があるのかもしれない」
そう考えることができれば
相手を無理に変えようとしたり
自分の考えを正解として押し付けることも
少しずつ減っていくのではと思っています
ちょっと注意が必要なのが
なんでも受け入れたり
自分の気持ちを我慢したりするものではないということです。
理解できないことと
傷つけられることを我慢することは別ですからね
自分の気持ちを大切にしながら
相手にも自分と異なる気持ちや考えがあることを認める
その両方が大切で、互いを尊重するということなのだと思います。
人と人との間には、どれだけ近くにいても
完全には埋められない違いがあるのかもしれません
だからこそ、
すべてをわかり合うことだけを目指すのではなく
わかり合えない部分があっても
相手を知ろうとすることや
歩み寄る姿勢を大切にしたいものです
わかり合えないことがあるからといって
必ずしも関係がうまくいっていないわけではありません
違いをなくすことよりも
違いがある相手と
どのように関わっていくのか
そこに、人と人との関係を育てていくための
大切なヒントがあるのではと思っております
相手を理解しようとすることと
自分の気持ちをわかってもらうことの
どちらに意識が向いているだろう??
そんなふうに振り返ってみるだけでも
見えてくるものがあるのではないでしょうか

投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(松戸支部)心理カウンセラー
-
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心の拠り所になれるよう、
笑顔と感謝の気持ちを大切に。
人間関係/親子関係/自分自身のこと/夫婦関係/HSP/アダルトチルドレンなど。
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