これなら大丈夫
最近我が家では、と言いますか私の中で
スープ作りがブームになっています。
きっかけとしては息子の野菜嫌いからですが
今やあらゆるものが嫌いで
その嫌いさも
味、匂い、食感とさまざまな嫌い要素があるようです。
特に玉ねぎと葉野菜を食べなさすぎるんです!
もちろんどうやったら食べてくれるかと
試行錯誤した過去もありました。
なんで食べてくれないんだ〜と悩むこともありました。
でも、「いつか食べれるようになるか〜」と
あまりこちらが考え込まないようにしていたのですが
これから年齢的に
心も身体も大きく変化するだろう時期を迎えるので
もう少し食べてほしいなと、いいますか
この偏った栄養バランスはいかがなものか
と危機感なるものを感じ始めました。
姿形、匂い、食感全てを兼ね備えた天敵
玉ねぎをふんだんに使ったスープを作りました。
ドキドキしながら一口目をみていると
『おいし〜〜!』と。
よしよし、と嬉しくなりながら
あまりにも美味しそうに食べてくれるのが嬉しくて
これ実は玉ねぎ入ってるんだよ〜♪と伝えると
『えぇ〜〜、、、、(嫌な顔)』と。
そこから進まなくなる、、、
!?!?!?
さっきまであんなに美味しそうに食べていたじゃないの!
どうやらどうしても拭えない大きなイメージがあるようです
食べて気持ち悪くなったり
頑張って食べてみたけどやっぱりダメだった
そんな過去の経験からイメージがついて
玉ねぎ=悪
みたいになってたようです
食べ物以外でも経験することもあるかと思います
失敗した経験だったり
怖い思い悲しい思いをして
何かしらで自分の心が傷ついた
そのことのイメージが強く残っていて
一歩踏み出せなかったり
それをずっと毛嫌いしてしまうこと。
言ってみれば当たり前の反応ですよね
嫌だった、怖かった、ダメだった
そんな気持ちに対する防御的な反応
また傷つかないために心を守っているわけですからね
ただ、同時にこんなふうにも考えてみてほしい
「それは“今“の反応だろうか?」
今、感じていることなのか
過去に感じたことなのか
その部分を確認してみると
必要以上に自分を苦しめず
今をより安心できるものにできるのかなと感じます
別に玉ねぎが苦手でもいいんです。
前に食べたあの玉ねぎは嫌いだけど
この玉ねぎなら食べれる
それくらいでいいんです
これ、なら大丈夫
今、は大丈夫
過去の経験は消えなくても
今目の前で起きている前向きな出来事を
見落としてほしくないなという思いを伝えました
せっかく喜んで美味しく食べてたのでね、
玉ねぎという言葉一つで
目の前の美味しいを失ってほしくなかったです
玉ねぎ一つから
なんだか深い話になりました
後日作ったほうれん草と玉ねぎのスープは
「今日のこのスープはちょっと好きじゃなかったわ〜」と。
過去と今を分けて伝えてくれてますね(笑)
いろんなパターンの玉ねぎの経験を積んでいる最中^ ^
好きが増えてくれたらいいな〜
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(松戸支部)心理カウンセラー
-
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笑顔と感謝の気持ちを大切に。
人間関係/親子関係/自分自身のこと/夫婦関係/HSP/アダルトチルドレンなど。
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