毒親という言葉について
近年、毒親という言葉が浸透し
様々な本やテレビドラマでも取り上げられることが多いですよね。
多くの人が関心を持つテーマになっているなと感じます。
毒親という言葉が聞かれるようになったのは
「毒になる親(Toxic Parents)」という著書が
発表されてからだと言われています。
その著書では子供の人生に悪影響を及ぼす親について
種類別に記述されています。
脳科学者の中野信子さんの著書
「なぜ、愛は毒に変わってしまうのか」を拝読し
文中にとても印象的な言葉がありました。
毒親というのは
【自分の中にいるネガティブな親の存在と言った方が適切かもしれません】と記しています。
この言葉を聴いて、ストンと私の中で何かが降りました。
どう表現していいか難しいのですが
腑に落ちたというか胸のつかえが取れるというか
とにかく、私もその表現が良いなと感じました。
非の打ち所がない完璧な親なんていない
もっといえば親に限らず、ですよね。
正解があるようでない子育ては
誰も正解を言い当てることのできない難しいもの。
その部分の理解は
子供の立場からすると理解し難いものだったと思います。
でも子が親になることで見えるものや
年月が経つことで向き合って理解できる部分は
小さなことでも必ずあると思っています。
親の行動や言動によって傷ついてきた人
傷が今もまだ癒えずに苦しんだり生きづらさを抱えている人
実際に子供に悪影響を及ぼす行動があったこと
大変苦しんだ、悲しんだことと思います。
今もなお生きにくいのは親からの影響が強いことに
恨みがある人もいるかもしれません。
深い傷には自分自身が向き合って寄り添っていくことが必要になることと思います。
毒親という言葉でまとめれば簡単にすっきりできるかもしれませんが
それは一時的なものに過ぎないと個人的に思っています。
自分の親は毒親に当てはまるとか
自分自身だって毒親なのかもとか
毒親になりたくないとか
毒親って言葉が一人歩きして
不安や嫌悪など負の感情が操られているような
そんな気がしていた矢先の1冊の出会いでした。
実は中野信子さんは何年も前に
ホンマでっかTVに出ている時に知り
その時から話し方や雰囲気を見て
「この人なんか好きだな」「この人の話もっと聴いてみたいな」
そんなことを思っていたなと思い出しました。
巡り巡ってきた出会いに喜びを感じています^ ^
うまくまとまっていない言葉だったかもしれませんが
ここまで読んでくださりありがとうございます。
親の立場、子の立場どちらからでも
お悩み、ご不安を抱えていらっしゃる方
お手伝いさせてくださいね。
お話したくなった時はぜひカウンセリングをご検討ください。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(松戸支部)心理カウンセラー
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