過去形で表現する

傷つきやすい
落ち込みやすい

繊細な方は他の人がなんとも思わないことでも
ちょっとしたことでも敏感に察知してしまう。

傷ついたり落ち込んだりするワケが見えないうちは
その原因を探りながら気持ちを整理していく。

・これが嫌だから
・あの態度に傷ついてる
・あの言葉に落ち込んでいる

そうか、そうなのか。
私はこう思っていたんだねとまずは受け止める。

見えた先でもう一つ。

 

・あれが嫌だった
・あの態度に傷ついていた
・あの言葉に落ち込んでいた

 

言葉の違いに気づきましたか??

全て過去形に表現しているんです。

これだけで全ての気持ちが解消するわけではないかもしれません。

でも、言葉を過去形に表現してみると
あの時の感情と少しだけ区切りをつけられる気がします。

あの時に感じた感情はなかったものにするわけでなく
まずは自分の中で受容します。

そのさきで過去形にしてみる。

あの時の自分と、今の自分に薄〜く線を引いたイメージで。

そうすると必要以上に落ち込んだり傷つくことが
少なくなるのではと思っています。

かくいう私も、そのようにやってみた時があります。

悲しいな、と思った時。
悲しい原因を見つめる
→そっか私これが悲しいんだ(受容)
→悲しかったな、うん、悲しかったんだ(過去形)
→悲しかったけれど、でももう大丈夫かも

そんなふうに、自分が感じた感情は否定せず、
でも過去形にすることによって案外大丈夫だなと思えたり
その気持ちを引きずらずにいられました。

私が単純だっただけかもしれませんが(笑)

これが切り替えというものでしょうか。

 

私も傷つきやすい方だと思っていました。

実際、敏感に感じることがあるのも事実ですが
必要以上に自分で傷つく方向に考えていたのかも、と
そう思ってからこの方法を試してみて
自分に合っているなと思いました。

皆さんにもきっと、自分に合う切り替え方が
それぞれにあると思っています。

まだ見つけられないという方も、焦らないでください。
必要な時はお手伝いさせてくださいね。

こんなふうにやってみたよと、教えていただけたら嬉しいです。

やってみて、合わない時は別の方法を一緒に探しましょう。

行動して、修正する。

繰り返していくことで
皆さんが思い描くそれぞれのより良い人生の
歩みになることと感じています。

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投稿者プロフィール

国本 千尋
国本 千尋くれたけ心理相談室(松戸支部)心理カウンセラー
あなたにとって心から安心できる
心の拠り所になれるよう、
笑顔と感謝の気持ちを大切に。

人間関係/親子関係/自分自身のこと/夫婦関係/HSP/アダルトチルドレンなど。

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